1999.7.3〜21 ITALY RECORD SHOP & PARTY REPORT


「Dee Jay Choice」レコード&グッズの品数豊富。イタリアならココで!

    


RAVE SHOP


「Number★One★」の最寄駅の地下道はこんなです。


やっとのことでたどり着いた「Number★One★」


ここも内部。屋内リゾートです。


半裸&モッシュ大会!


モッシュ山盛り


もうぐちゃぐちゃ


↑よく見てください、肩車同士でモッシュ(汗

 

 

 

 

 

当時の日記形式のレポートです。
至らない文章ですが、写真と参照してみると雰囲気がわかるかも。

7/7 アムスtoイタリアへ

私たちはミステリーランドの後、ロッテルダムへ3泊しました。そこではお決まりコースである、
MIDTOWN2ヶ所&ユーロマストへいきました。3月のオランダ旅行記でも居ました、ロッテルダム
遠い方のMIDTOWNでは、また「PANIC」が!!!やっぱり店員なんですね!!

・そして疲れも万全に取ってからイタリアへ。
イタリアといえば、ユーロビート!ずごいパクリもんのレコが平気でリリースされているとか、
イタリアに2年すんでいても全然レコ屋が見つからなかったとか、スタンガイズとかしか?情報がありませんでした。
自力で探したテクノ系の店は一件のみ…(汗)
 ガバがかかっているハコは「ナンバーワン」ってところだけど、住所わかんないときた…(汗)
 こんなんで1週間も大丈夫なのか??しかもイタリアは英語がほとんど通じない国なのです。
まあまあまあ、なんとかなるだろう、ってことでYO−Cお気に入りのミラノへ到着。
 長い夜の時間(6.7時に店が閉まる)が来る前に、とりあえずうろうろしました、が!
全然何もありません・・もうすぐ7時・・しばらく歩いていると横の壁に「RAVESHOP」という小さな張り紙が一枚。
とりあえず、店の中へ入りました。英語ぜんぜん通じないイタリアンオバサマ相手になんとか「ハードコア」「レコード」
「クラブ」という世界共通であろう単語を並べ、今日のトランスパーティ&ガバレコ屋の住所をGET!!
 レコやのチラシにはガバ系レーベルのなまえ。これはいける。しかもミラノ!一安心!
 イタリア初日の夜はトランスに決定しました。
 中身は今最先端のWARPHOUSE。雰囲気はGAYMixパーティというところか?
テクノ&ハウス系のひとが来たら感動するかも。音はいい、ビデオはSM(ラバー)。でもなんだか観光に来たような雰囲気でした。

7/8 レコや探し
 ガバを取り扱っているという、「Dee Jay Choice」、ドォーモ広場からもけっこう近いぞ!
 外観はまるでブティックの様にオランダ、ID&T物、トラックストーム、ヘッドファックが並んでいます。
品揃えは良い!そして地下を降りるとレコードがいっぱいです。
 ここでびっくり! ヨーロッパではオランダ物の「ガバ」というのは「ハードコア」と言われ親しまれているのですが、
イタリアではなんと、日本でいうハードコア(SPEEDCORE、TERROR、ARTCORE)と言われているものが「GABBA」
なのだと店員さんに言われ仰天!
その品揃えはサウンドベースがディストリビュートしている作品が中心。(当時)
オランダものは現地(オランダ)と一緒。あと、イタリアのレーベルであるD-BOYやヘッドファックなどが人気でした。
 視聴機も8台くらいあります!あとはテクノとトランスとイタロハウス。ほしいレコは日本やオランダでもOK(イタリアもの以外)
 ←オランダで発売されたレコも比較的早めに入荷。ディストリビューターにはMADDOGという名前もチラホラ。
この写真ではちと見えにくいけど、「GABBER」と書いてある棚にあるレコードはHEADFUCK、FishKopf、STRIKE、
BLOODYFISTなどのスピードコア系
←ガバ・ハードコアの棚は6棚中2棚と店内の3分の1ほど。
ガバ・ハードコアのしめる割合の大きさがわかる。
 この写真の反対側(見えないところ側)にはイタロハウス、ユーロポップの棚がある。
そこには POCOLOCOGANGなど。
←試聴は完全自由なのがあたりまえ。
レコードフロアには試聴機が8台もある。

7/9 ボローニャREVESHOP&ナンバーワン!? 後悔先に立たず?

 今日はボローニャへいきます。ミラノから約1.5時間、しかし・・・ここは、ゆとりと安らぎの国イタリア。
電車は1時間遅れなんて当たり前、お昼休みは国民全員約2時間(汗)そんなんでやっていけるんかー?とほほ過ぎます。
 地図を見ながら歩いていくと・・・おっと!レコや発見!わーい!なんだイタリアレコやあるじゃん、と、そのすぐとなりに
RAVESHOPを発見。よかったー。
・・・・しかーし!現在pm1:00・・・銀行も薬局もレコヤも、みーんな昼休み。あいているのはレストランくらいなのです。
しかたがないのでpm3:00になるまで駅前まで戻った昼休み12:00〜15:00(田舎な為)
 さて、やっと再開。まずはレコやから、大きさはシスコテクノ店よりもちいさいかな?こじんまりしています。
各ジャンル段ボール一箱強ですが、でも新作は、きちんとはいっています。そこでユーロネタのGABBA発見(売れ残り)。
ガバ系フライヤーも、発見!イタリア南部のデカバコ&ナンバーワン関係の2つGet!
しかもナンバーワン関係のはなんとエヴァネタ(笑)でも行けないなあ。あと、スタンガイズが出しているフリーペーパーも!

つぎは、REVESHOP。ここはRAVEウエア屋さんでした。ほとんどがGABBAウエアで、
オーストラリアン(ガバウエア)多し。
 あと、オリジナルウエアがあるんだけと、とても日本じゃ着られない、なんとも言えないダサさなんです。ほんとに。
 ・さて、今日は金曜日、ナンバーワンhttp://www.numberone.it/にいってみよう。
 そのディスコの最寄りの駅はROVATO。ミラノから45分。(ということは1時間以上)現在ボローニャなので
3時間くらいかかるかな?
なので、一回ホテルへもどりました。しかしながらROVATO行きの電車が1時間遅れ。
12時をまわったころに到着。さすがHARDCORE駅!落書きも一味違います。
 しかし…。。。あれ?バス出てるんじゃないの?タクシーは?何もないし、人もいません。どうしようー(汗)
HPには、まっすぐ(2cm)って書いてあったし、サーチライトが見えるからそこへ向かって歩いていけば、
1時間も歩けばさすがにつくだろう。と、歩きましたが、これが行けませんでした。
 行けどもx2なにもないただの道。看板もなし。ふえーん。しかも夜なので店なんて開いてない!
 しかも、もうすぐ歩道の無い高速道路にはいってしまいます。セルフのガソリンスタンドに居た人に話をきいたところ、
あと4kmということでした。
 私たちはどうしようか、散々迷ったのですが、高速道路の怖さに負け結局、来た道を戻っていく事にしました。
 戻ったは、いいものの今度は電車がありません。ガーン(汗)
 日本からわざわざイタリアまで来た二人組、ディスコを前に駅で野宿・・・・夏でよかった。田舎町でよかった。駅の待合室で朝までぐっすり。

7/10 今度こそナンバーワン!
昨日はさんざんな目にあってしまいました。今日こそは!!反省点は、一つは電車の遅れを甘く見ていたところです。
十分前行動ではなく一時間前行動にすること。二つ目はバス・タクシー、あると思うな田舎町。とたんに何もなくなってしまいます。
 と、いうよりもヨーロッパの町全体が、郊外都市のようなものなので、とくに気をつけなければなりません。
一番いいのはレンタカーなんですが・・・
 そういうわけで、今日は、それは早すぎるだろうという時間に出発しました。
 ROVATOに8:00頃ついたところ、おーおーバス待ちのガバッコが!!これで一安心。もうこれならたくさん待っていても平気。
 結局9:00頃ナンバーワンバスは来ました。で、昨日の道を走っていきます。ああ、昨日歩いたところは間違っていなかったんだー。
 しっかし、あの、高速道路からが長い長い・・・明りのない道を延々走っていきます。
昨日、がんばって歩かなくてよかったなあ、というか歩いていたら死んでたなと、おもいました。

そして、そう、やっと到着!看板でかい!建物もでかい!しかし、まだ開店していませんよぅっっぅ。ん??どこが入口?
わからないのでとりあえず、みんなが入っていったところへおそるおそる入りました。
そこはナンバーワン建物内のディスコパブ?ゲーセン、軽食バー、ストリップ場などがあります。
おお?二人はビートマニアを発見!ここではhiphopマニアになっています。ガバッコは不器用そうに操作しています。
うーん、しょうがないなあ、とじぇあが出陣します、と後ろに人だかり(笑)えへ、でもクリアせんかった
 そうこうしているうちに10時になったので入場することに。きびしいボディーチェックはなし。
 そしてとうとうナンバーワン、エントランスフロア内部へ!!凄!ヴェルファーレよりもバブル!ソファーいっぱい。
 光もピカピカ。ん??まだここだけしか開いてないみたい。ほかのフロアもあるはずなのになあ。
 ここではプログレッシブトランス、またはダッチタランスが流れています。
ガバッコはニュウスタイルのBPMとあっているのかここでも、ガバステップ・・・(汗)

 12時、やっとメインフロアの御開帳!(という感じだった)
ガバッコが一斉になだれ込みます。メインフロアの広さはCODEの3倍くらいかな?結構広いですね。
DJの名前は知りません。でも多分このひとが一晩中まわすんでしょう。現在ニュースタイル。(後でClaudio Lancinhouseとわかりました。TRAXTORMの人です)
 DISCOーな感じ。皆さんはヴェルファーレでガバがかかっていると思ってくださいね。
一息ついたところで他のフロアにもいってみます。
 外へ出てみると、なんと噴水が!まわりは木々に囲まれ、ビーチチェアが100個??その中で野外のハウスフロア、ここもでっかい。

 もう少し他の場所へいってみると、なんだか小さい古代ローマの野外劇場みたいなのがあります、ミニコロシアム?
ブースになっているからきっとここでもなんかやるんでしょう。うーん凄いですここは・・・まるでDISCOディズニーランド。
まるでテクノリゾート!!
 RAVEの楽園。まるで大人の遊園地。すごいなあ。いいなあ。さすがヨーロッパ!
ラブパレいかなくてよかったかもー。行ってたら死んじゃうもんね。だってここはリゾートだもーん。
 一回りしたところで、ガバフロアに戻ってみると、さっきまでスカスカだったのに、ぎゅうぎゅうになっていました。
どこからこんなに人が集まったんだろうっていうくらい。人種もオランダよりもいろいろいる感じかな。すごく楽しそう。
で、その近くの電光掲示板で、別の、あの開演前にいたラウンジで、ストリップショウがあるとかいてあります。
いえーい、さっそくいくぜぃ!ぐふぐふー。
 うーん、わたしにはたいしたことなーい。つまんなーい。Tバックにはなったけどマンコまではみせてくれなんだ。
ストリップティース。ってやつですか?マンコみせるのはSEXショウってやつなの?うーん。そこそこかしらん?
巨乳好きにはいいかも。でも私にはあんまりドキドキしなかったなあ。まあ、いっか。でも触りたかったな。硬そうだったし。おっぱいが。

 そろそろフロアにもどろう。お??なんだか速くなってきています。ん??わーいわーい!なんだかはやいぞ!速い時間のはじまりー!
 やっぱりガバははやくなくちゃねっ!好き好き!イタリアのガバッコも速いの好きそうな感じで。激しく踊りはじめてきました!
 激しくなるにつれて、フロアもムシムシと熱くなってきて、中の方の男のガバッコたちはすでに上半身ハダカでテラテラ光っています。

 いい雰囲気。なんか昔のガバメントっぽいな。よく見ると元パンクスみたいな人も若干います。
服装も、GABBERしてないし。オランダ系(Austlarian・ナイキ・ID&T・ガバT)の他には、アディダスとか多かったですね。
普通のカッコの人も結構います。まあガバだけかかるハコじゃないしね。髪型もオランダのガバッコに少し工夫を凝らしてるのですぅー
さっすが!お洒落の国イタリアだね(笑)

 あれ???真ん中のほうでモッシュが始まりましたよ!おおーーー★いい感じ!
ますます日本っぽいな!こおいう人たちスキ!でも、あんまり写真にはあんまり雰囲気伝えられ無いかも。
でもすごいんですよー。だんだんだんだん激しくなっていきます。

 DISCOでモッシュですよ?よくよく考えると、なんじゃそりゃーっな感覚です。
そうこうしているうちにガバッコたちは、あたりかまわずブレイクのときに人と人が肩を組み合い、また向こう側で肩を組み合って
ブレイク後、ドっカーン!とモッシュしてきました。

 あ、Jeaも参加するそうです。私はパス、だってこわいんだもーん。Jeaがイタリアガバッコ達の中へ入っていきます。
 おうおう、みんなと肩組んでるぞ!肩車の人たちもいる!キックのなくなっていくところでフロアの中心がスカスカになっていきます。
心臓が高鳴ります。
 ブレイクゥ・・・・・・・ぅぅぅぅ・・ ドピュ!!ドン!!うおおおおおー!ぶつかりあったー!マッチョ警備員はそんなやつらを、
突き飛ばしてしまいますーーー。大丈夫?
 現在、曲の方はというと、今時オランダではあまりかからないラフネックもここではバリバリかかります。
イタリア系ハードコアもかかってきました。ガバッコのほうでは、日本特有のランニングステップをやっている人を発見しました!

もう興奮しちゃって、ブレイクのたびカメラにバンバン撮ってしまいました。しばらくして、Jeaがもどってきました。
 案の定、警備員にとばされたそうです。そりゃそうだ。あーん、もうカメラのフイルムが終わってしまいましたー。残念(汗)
 暑いので、お外へ出ることにしました。とりあえず一周してみると、前は誰もいなかった「コロシアム」フロアに人だかりが・・・

 そこではスピードコアを中心にまわしているようです!涼しくって速くていい感じ。イタリア系ハーコー&サウンドベース系がおおいかな?
 フロア自体はぜんぜん小さいけれど、こおいうところがあるって事がいいですよね。
 メインへもどってみると、もう最終段階らしく、またニュウスタイルがかかっています。多少は落着いたのかしら?
それでもモッシュやっているところもあります。たぶん警備員強くて落着いているんでしょうけど。
 でも・・・・・本当のクライマックスは、実はこれからだったのです。
 時間はもう4時をすぎました。ここのハコは早く閉店するので有名なところです。たしか電気GROOVEのラジオでも言ってたようです。
 3時には閉まるらしいとか。もうそろそろ終わるんじゃないかな、というところでおっと、だんだんBPMが速くなってきました!!

 警備員はもう居ません。するとーーー!なんだかもうわけわかんない!!たとえるなら、「人間棒倒し大会」が始まっている!
とでもいえばいいのでしょうか?モッシュのすごいやつ。3〜5組の肩車の人たちがみんなで肩を組みあって、ひとつの固まりをブレイク中で作ります。 そして・・ブレイク後のぶっといキックになると・・・!!なんとさっきのモッシュとは比べ物にならないくらいの人間がそこへダッシュで集まり固まりのてっぺんまでいこうとするのです。!!・・ねっ人間棒倒しでしょー!!みんな半裸で。男だらけの水泳大会。BPMはドコドコドコー。
   あー写真にぜひ撮りたかったよー(涙)ディスコなんですよ!?いいんですか?こんなんで。
 あれ?私の見ていたところに人がころがってきました。ううー、足が変な方向に曲っています。骨折してます。激しいなあ。
それでもブレイクが始まるとなんだか行きた気なのです。みんなまだまだ山盛りになりた気で、ブレイクのたびに突撃してきます。
 みんなおかしくなってるーーーー!そんなこんなでナンバーワンの夜は明けていくのでした。
  帰り、またしてもROVATO駅で一時間待ち。。。